私のファシリテータースタイル 変わったことと変えなかった事 新規事業とAIをそえて
これはファシリテーター Advent Calendar 2025 11日目の記事です。
今回言いたいこと
最近仕事や外部環境の変化で、自分のファシリテーターのスタイルに変化がありました。また、変化したと思ったけど変わらなかったところもありました。そのスタイル変化のきっかけになった下記の2つのことを軸に、どんな影響があり、どう変わったのか書いていこうと思います。
- アジャイルコーチから新規ビジネスを作る役割に変わった
- AIがめっちゃ頼りになる相棒になってきた
「役割が変化した」で起きたこと
変化のきっかけになったこと
これまではアジャイルコーチという役割でした。今はCo-Creation Startup(通称COSTA)というビジネスをやっています。ざっくりいうと、クライアントと共に新規ビジネスの立ち上げを行うものです。
前者ではアジャイル開発を行うチームが主役で、私の役割はサポートに近かったです。後者ではクライアントも私も共に主役で、フラットな関係で一緒にアイデアを考えたり議論したりします。この立ち位置の違いによって立ち振る舞いが変わりました。
スタイルに変化が起きたこと
自分自身も主役であるため、「第三者としてチームの議論や成長をサポートする」という振る舞いから「自分自身が本気で参加し場の創造力を向上させる」という振る舞いになってきました。俗に「ジェネレーター」という役割で、ファシリテーターとの違いは書籍「ジェネレーター 学びと活動の生成」が参考になると思います。
ということで「チームの学びが…」とか「誘導しすぎないように…」みたいなことは考えておらず、「自分やみんなからもっと面白い意見が出てくるには…」とか「この思い込みの枠を取っ払うためには…」とか考えています。
注意していること
とはいえ、場の進行をすることも多いため、「パワー」には注意をしています。どうしても進行する人は「ちょっと偉い人」とか「なんか知ってる人」みたいに認識されることが多いです。パワーを持ってしまうと「あの人が言ってるからきっとそうなんだろう」と思われてしまい、場の創造力は逆に低下してしまいます。
「あの人また変なこと言ってるよw」くらいの方が「そのアイデアよりはこのアイデアの方がいいんじゃない?」みたいに乗っかってきてもらいやすいです。
ということで的外れな変な意見を言うこともありますが、これはわざとであり、私が変な人であるということではありません。すべて計算です。
「AIが相棒になった」で起きたこと
変化のきっかけになったこと
みんな大好き生成AI。社会人の皆さんは特に仕事では頼りになる相棒になっているのではないでしょうか?私の子供も「タイピンガーZでZ6倒した!すごいでしょ」みたいに話しかけており、もはや相棒というよりは友達のようです。
そんなAIですが、時間の経過と共にやれることがどんどん増えてきます。新しいツールを入れるまでもなく、いつも使っているGoogle Meetに文字起こし機能&要約機能が追加されていきます。それに伴いファシリテーターのスタイルにも変化が起きました。
スタイルに変化が起きたこと
私の会社はフルリモートなので、オンラインで仕事を行うことが多いです。これまではオンライン上での「議論の見える化」と「議事メモを残す」ことを目的に、Google Docsやオンラインホワイトボードに議論していることをリアルタイムメモをしていました。
そんな中、議事メモは自動で取られる時代が来てしまいました。えらいこっちゃです!ということで、ミーティング後に議論やアクションアイテムを確認するための議事メモは取らなくなりました。より一層議論に集中できるので嬉しいことです。
スタイルに変化が起きたと思ったけど戻ったこと
もうメモから解放されて議論に集中できるぞー!と思ったらそうではありませんでした。議論中にリアルタイムメモを取るのには「議論の見える化」の意味もありました。
AIによって「ミーティング後に確認するメモ」は不要になりましたが「ミーティング中に議論を促進するための見える化」は不要になりませんでした。
ということで、今もFigjamのようなツールを使って議論を見える化しています。とはいえ、一言一句メモる必要は無くなったので議論に集中しやすくなったなぁと思います。
脱線しますが…
議事メモとか資料からイメージを生成できるようになったのも面白いですよね!伝わりやすさが上がったと思います!ということでこのブログを読ませて作った画像はこちら!

まとめ
2025年をふりかえってみて、自分のファシリテーターとしてのスタイルが変わったかなと思います。ファシリテーターというのが正しいのかも分かりませんが、ファシリテーターと名乗ってもいないので良しとします!
ファシリテーターの定義や、自分の得意なスタイルにこだわりすぎず、時代の変化や自分の置かれている環境に合わせて、よりベターな立ち振る舞いができると良いのかなぁと思います。
この記事に書いたようなことが、読んでくれた方のスタイルの拡張や変化につながると嬉しいなぁと思ってます!
最後に…
もうアドベントカレンダーの時期しかブログ書いてないので来年はもうちょっと書いていきたいですね!
「+ Joy」 初めは熱々だったはずなのに だんだん硬くて冷たくなっていく目標に 血を通わせる工夫_2024年度下期アップデート版
この記事は目標づくり Advent Calendar 2024 20日目の記事です。ついでに言うと、今日は私の誕生日です!ハピバ!
この頃の私のロール
クリエーションライン株式会社のAgile CoEというチームのマネージャーをやっています。Agile CoEはアジャイルコーチ、スクラムマスター、スクラムデベロッパーが集まったチームです。社内メンバーのアジャイルの理解度・実践度を向上させることをミッションに活動しています。
10名のメンバー全員で一つの目標に向かって協力し、成果を出し、みんなで喜びたい!ということで目標づくりは色々と工夫しながら楽しんでおります!
2024年上期の目標づくりの取り組み
2023年からマネージャーをやっているので、1年数ヶ月の取り組みをまとめてScrum Fest Osaka 2024で発表させてもらいました。その時のプロポーザルはコチラです。動画も公開されているので気になる方はコチラもどうぞ!チームメンバーのいづいづも一緒に話しているのでマネージャー視点だけではない多面的な話が聞けるはずです(打ち合わせ一切なしのリアルなやつです)。
2024年下期の目標づくりの取り組み(進行中)
そしてさらに嬉しことに、Scrum Fest Osakaでの発表から1ヶ月半程度が経った頃、とある企業さんに声をかけてもらい社内で再演をすることになりました。登壇日は10月末ということだったので、この4ヶ月分のアップデートを追加した内容を話させてもらいました。スライドは下に貼っておきます。
というわけで、この1年半でやったこと・考えたことはスライドを見てもらえればと思います。キーワードだけ書いておくと「チーム目標モブ検討」や「目標、モニタリング指標、Joy!!フォーマット」などです。
余談:取り組みを社外にシェアしていたら起きてきた社内の変化 上期編
社外で目標設定に関する話をしている中で社内でも変化が起きてきました。「笹さんのチームでやってる目標設定について話を聞かせてください」とか「笹さんのチームでやってるモブ目標設定良さそうだからやってみます」なんて話がポコポコ起き始めました。Agile CoE以外でも何か変わっていきそうな匂いがするぞ!
余談:取り組みを社外にシェアしていたら起きてきた社内の変化 昨日編
そしてちょうど昨日、マネージャーと経営メンバーが集まる場がありました。その場では社内の全メンバーの目標を確認するタイミングがあり、改めて全員の目標を眺めてみるとそこには…
1年前とは比べものにならないくらいしっかりと言語化された目標が!しかも一部の人だけでなく、全体の半数くらいまで爆増していました!みんなスゲー!!
個人目標だけでなく、目標の裏にある背景、フォーカスする指標、結果としてどんな良い状態になっているのか…ストーリーとして理解できる表現が数多くありました。これだけの内容を書ける状態になっているのであれば腹落ちしてないはずがない!と思える内容でした。
この先の話
最近はマネージャーも結構楽しいなぁと思えるようになってきたので色々やっていきたいと思っています。今回のテーマである「目標づくり」という視点で考えただけでもまだまだやれることが思いつきます。特に会社全体としては、個別のチーム目標と個人目標は良い感じになっている一方、全チームのアラインメントあたりは伸び代あり、と感じています。
というわけで!
2025年は全メンバーがワクワクしながら協力し、デデーンって結果を生み出し、みんなでワッショイワッショイ喜んでいる状況を作っていくどー
NOOチラ見会しながらパタンセオリーを読んでみての感想
この記事はパタン・セオリーアドベントカレンダー19日目の記事です。
私とアレグザンダーの関係
ざっくりまとめるとこんな感じです。
- 2010年くらいに仕事でデザインパターンと出会い使い始める
- 2019年にRegional Scrum Gathering Tokyo 2019 でScrum Patternsワークショップを開催する
- 2020年くらいにkyonさんからアレグザンダーの話をたくさん聞くようになり興味を持つ
- 2020年11月からNature Of Orderチラ見する会を開催
2019年までは恩恵を受けていたものの、アレグザンダーを意識できていなかったです。2020年あたりから本格的に興味を持ち始め、今も継続して書籍を読んで勉強しているような感じです。
NOOチラ見会
Nature Of OrderことNOOはアレグザンダーが書いた4巻セットの書籍です。アレグザンダーといえばパタン・ランゲージの方が有名かもしれません。NOOはパタン・ランゲージよりも後期に書かれたもので、いきいきとした構造や、その構造が生み出されていくプロセスについて書かれています。NOOは4巻セットなんですが、1巻しか日本語になっておらず、2巻以降は翻訳しながら読み進める必要があります。
チラ見会はもう4年続いており、今は2巻を読んでいます。1巻は2年半チラ見を続け一旦終了。2巻は1年半チラ見を続けていますが、まだまだ前半でいつ読み終えるのか、それ以前に本当に読み終えるのかも謎の状態ですw
非常にざっくりまとめると、1巻はいきいきする構造、静的な特徴について書いています。写真もたくさん載っており、多くの人がその構造を捉えることができる、と実感できる内容になっていると思います。
2巻はいきいきする構造が現れてくるプロセス、動的な特徴について書いています。と思っていますがまだ序盤なので分かっていないところも多いです。
チラ見会の魅力を伝えると「好きなペースで参加できるので気楽」というのと「kyonさんという有識者と議論ができる」ところかなと思います。興味持った方は一度覗きに来てくださーい。
NOO読みながらパタン・セオリー読んで見ての感想
本題より前置きの方が長くなりましたがここから本題です!まずNOOは以下の特徴があります。
- 書いていることが難解
- 鈍器!鈍器!鈍器!
ボリュームがある上に1つ1つが難解なのでいちいち躓きます。そのおかげで時間がかかるだけでなく、全体像を把握するのが難しくなります。読みながら何度「なるほど、分からん!」と言ったか分かりません。
そんな特徴を持つNOOと比較すると、パタンセオリーは非常にコンパクトです。ページ数、1ページ内の文字量ともにかなり少なく、全体像を捉えるやすくなっていると思います。NOOだけでなく、その前後のアレグザンダーの歴史や、他分野との関係も書いてくれているのも良いと思います。
逆に、コンパクトであっさりしている故に「へー、なるほどー」くらいで流れてしまいやすいように感じました。例えば15の幾何学的特性については数行+アイコンで説明しています。対してNOOは幾何学的特性が感じられる写真を何枚も載せた上でしっかり説明されています。そのおかげもあり「あー、こういうことか!」になりやすかったなと思います。
Let's パタン・セオリー!そしてNOO!
NOOを理解し実践していくことは、いきいきとした組織を作っていく上で有効だと思っています。その上でNOOをいきなり読むのはハードルが高いとも思います。そしてNOOを読む前に全体像や概要を理解できると、NOOを読むハードルが下がるとも感じています。その全体像や概要の理解に有効なのがパタン・セオリーだと思います。
この記事を読んだ上でアレグザンダーに興味を持ってくれた方は以下の順で進めていけると良いかなと思っています。
- パタン・セオリーを読む
- NOOチラ見会に参加する
- 1人でも読み進め、NOOに書いていることを実践する
なんていう私もアレグザンダーの考えを理解できているわけではないので、一緒に学んでいければと思っています!Let's パタン・セオリー!Let's NOO!
ゴールに近づくための逆算ストレートと稲妻ロケット
これはファシリテーター Advent Calendar 2024 16日目の記事です。
ファシリテーターとしてやりたいこと
ミーティングにせよ、研修にせよ、ワークショップにせよ、何かしらの目的のために開催されます。また、それぞれの場にはゴールがあるのですが、そのゴールを達成することがなかなか難しい!ミーティングにおける難しさについては、15日目のmkitaharaさんのこちらの記事でまとめてくれています。
私がファシリテーターとしてやりたいことは、その難しいゴールをみんなで達成することです。具体的に事前準備、当日の場作り、進行など、やることは色々あるのですが、今回はもうちょっと抽象的なアプローチ方法について考えていることを書こうと思います!
ゴールを達成するためのアプローチ
私がファシリテーターをすることになった時、または実際にやっている時は、ゴールに向かっていくために大きく2つのアプローチを使っています。
- 逆算ストレート
- ゴール達成から逆算で必要な要素を考えていくアプローチ
- 稲妻ロケット
- その時にベターだと思う一手を考えて実施していくアプローチ
どちらも使い所があり有効なアプローチですが、あまり機能しないケースもあります。今回は特にありがちな逆算ストレートで苦労するケースから考えていきたいと思います。

逆算ストレートの落とし穴
逆算ストレートはゴールから逆算できる場合は効率の良いアプローチです。例えば学習目標が明確で、ファシリテーターが学習対象を深く理解してる状態での研修です。この順序で、コレらを伝え、こんな体験をしてもらえば学習目標を達成できるはず、というのが想像できます。
逆に、ゴールがふわっとしている、ゴールを明確にすることが今は難しい、テーマについて理解している人が少ない、といった状況とは相性が悪いです。この状態でもゴールに向かっていく正しい唯一のルートにこだわると身動きができなくなってしまいます。
例えば、まだユーザーについて理解がない状態で中長期の目標を立てよう、というミーティングです。逆算で考えるためにもまずはゴールを立てる必要があるのですが、そのゴールが立てられません。参加者全員で考えても知識や経験が異なるため意見が合いません。なんとかゴールを決められたとしても時間の割に得られるものが少なく、場のテンションは下がり、停滞感が漂う状況になってしまいます。
加速度>0にしたい
分からないことをみんなで議論して共通理解を作っていくのも重要ですが、私は場の勢い、加速度のようなものを気にしています。その場の中でいきいきしている状態に近づいているか?進んでいると感じられるか?我々ならやれそうだと感じられるようになっているか?
場の加速度が0以下になっていると感じた場合は、稲妻ロケットに切り替えます。みんなが完璧に納得するゴールではないとしても、大枠の方向性だけ大体合わせて一歩目を決めて動いてしまうことで場を動かします。最短ルートでゴールに辿り着けないかもしれませんがそれでも良くて、留まり続けることで全体のエネルギーが減少することを防ぐことで結果的に早くゴールに辿り着けると思ってやっています。
ファシリテーターとしての幅を広げるぞ!
この2つのアプローチについても好き嫌い、得意不得意があると思います。私もそうなんですが、どちらかのアプローチばかり使いたくなります。これはdora_e_mさんが書いた8日目の記事に出てくる発散と収束にも当てはまります。
自分はどんなアプローチを使いがちなのかをふりかえり、あまり使わないアプローチも意識的に使うことで幅を広げられると思います。ファシリテーターをやっていると思いもよらぬ方向に進ことは多々あるので、どんな状況でも良い具体に対応できるファシリテーターになっていきましょう!
いきいき感が一気に上がった瞬間 Best.1
いきいきしてるかーーーー!!!!
どうもこんばんはー!
いきいきが止まらない笹です。
12/20ということで、 いきいき Advent Calendar 2021 - Adventar の20日目の記事を投稿させてもらいまーす。
「いきいき感が一気に上がった瞬間 Best.1」を考えてみるタイム
さて、みなさん!
急ですがBest.1って言ったら何でしょうか?
なんでも1つを選ぶのって難しいですよねー
難しいんですがちょっと考えてみましょう…
・
・・
・・・
・・・・
何が思い浮かんできたでしょうか?
中学校・高校時代の部活のひとときが出てきた人もいると思います。
大学時代の生死をかけた飲み会かもしれません。
仕事で大きな成功?
ずーっと欲しかったモノをようやく手に入れた時?
なんとなく、結婚とか大きなライフイベントの方も多かったんじゃないかと予想します!
私の「いきいき感が一気に上がった瞬間 Best.1」
ためてもしょうがないのでサクッと言っちゃうと「誕生」です!
1番「いきいき感」を実感したのは子供が生まれた時でした。
真っ先に思い浮かんだのも子供が生まれた瞬間でした。
生まれた直後をカメラで撮ろうと思って万全の準備をしていたのに、手が震えていたようで最初の数枚がブレてたのを思い出します。
ということで、私が実感できたのは子供の「誕生」で良さそうです。
しかし!
そう思った直後に「いやいや待て待て…子供の誕生でこれだけアゲアゲなんだから、それ以前に自分が誕生した時が1番上がったんじゃね?なんたって"無"から爆発的にブチ上げたんだから!」と思ったわけです。
そうだ!実感はないけど1番いきいき度数をブチ上げたのはきっと自分が誕生した瞬間なはずだ!生き生きっていうくらいだし!
え?なんで今日このブログを書いてるかって?
勘の良い方はもうお気付きであろう…
そう!38年前の今日こそ、私が生まれた日な訳です!
ハッピーバースデーオレ!
言いたかったこと
私のお祝いは置いといて…
言いたいことを最初に言うと「"オレやアナタが今ここにいるだけで素晴らしい!"マインドを持って他人にも自分にも接することができると素敵やん!」ってことです。
この頃あるチーム内で「自信を持つというよりは、自信を持っていない自分をも尊重できるようになりたい」という話が出ていました。良い話題だなぁと思って聞いていたんですが、チーム内で色々話した末に「簡単なことでも良いので1人で仕事を完遂して自信をつける」という話に落ち着いていました。「なんか結局は自信を持つ方向になってない?」って話をしたところでタイムオーバーでした。
これは一例に過ぎないのですが、すごく多くの人が誰か他の人や出来事と比較して「できる / できない」とか話している気がします。明示的に比較対象がある場合もありますし、比較していないようだけど見えない何かと比較していることもあります。できない自分とできる同僚とか、できない自分とまだ見ぬ理想の自分とか。
何かと比較・評価するのはパワーをもらえる時もありますが、どこかで自分を蝕む時もあるのでちょっと危険が危ないかな思います。
と言うことで、そんな時こそ「ハッピーバースデーオレ!」「"オレやアナタが今ここにいるだけで素晴らしい"マインドを持って他人にも自分にも接することができると素敵やん!」なわけです。
と言っても難しいと言う話で
こういう考えが良いとか、みんなも持つべきだとか、そういうことを言いたいわけではないです。比較して評価する人は圧倒的に多いようですし、小学校の成績表もそうですが、すごく小さい時から比較される環境に浸かっているので自然かなと思いますし。
ということで!
「今の状態も良いじゃないか〜」と自分にも他人にも接していける人がいても良いじゃないかと思ったので、毎回できるかは分かりませんが、そういう人になれるようになっていきたいなぁと思いましたとさ!
そして「お前もいきいき人間にしてやろうか!」ってな具合でいきいきした人が周りに増えていくと良いなぁと思いましたとさ!
ここまで読んでくれた皆さん、いつかは分かりませんがハッピーバースデー!!
子供は親の想像なんか余裕でブチ抜けてくるっていう話
どうもこんばんはー!
12/11ということで、子育てエンジニア Advent Calendar 2021 - Adventar の11日目の記事を投稿させてもらいまーす。
そして12/11といえばクッソ大事なことですが…
なんと…
私の娘の誕生日です!!パチパチパチパチ!

ということで、息をするように成長し続ける9歳になった娘を見ていて思っていることを書きます!
この記事で言いたいこと
子供の可能性は無限大なので親は黙って
- 遊び場を用意する
- ちゃんと見る
をしようって話です。個人的に大事だと思う順番に並べてます。
遊び場を用意する
これが1番大事だと思ってます。
例えば子供が鉄棒をしたいと言ったとします。取れる選択肢は色々ありますが「土日に公園に行ってやろうね」あたりの返しはありがちかなと思います。
ただこれだとハードル高いんですよねー。やりたい時にやれない。
鉄棒が設置されている場所を幾つか考えてみます。
- 学校
- 公園
- 家の庭
- 子供部屋
- リビング
ハードルの高さを勝手に自己採点してみるとこんな感じじゃないですかね?
1,2 >>>>>>>>> 3 >>>> 4 >> 5
うちはリビングに鉄棒を置いてますが、トイレに行くついでに逆上がりをヒョイっとしていきます。ちょっと椅子から立って「うーん!」って伸びるようなノリです。
トランポリンも置いてるんですがランドセル片付けついでに三重あや跳びとかしてたりします。
やろうと思った時にどれだけ気軽にやれるかって本当に重要だと思います。一見同じっぽい「家の敷地内」でも「いつも座っているソファの隣にある」のか「階段を上っていく子供部屋」なのか「靴を履いて出ていく庭」なのかはもう比較にならんわけです。「飲むだけダイエット」みたいな商品もありますが、飲むのすらめんどくさくて続かないことってあるじゃないですか。買ったことないですが。
「買ってあげたのにうちの子はやらないんですよ」もわかりますが、その前に本当に子供が遊べる環境を作っているかは一考の余地ありかなと思ってます。
ちゃんと見る
遊び場を用意しちゃえば、あとは子供が興味を持続できれば爆発的に成長します。
成長する、分かりやすい例で言うと「逆上がりが初めてできるようになった」とかですかね。最初は逆上がり自体がすごい楽しいので何度も何度もやると思います。何度もやっているとコツを掴んできて、ちょっとジャンプするくらいのノリでできるようになります。こうなるとだんだん楽しくないゾーンに突入していって、そのうち飽きていきます。
ここで親がやれることは「見る」かなと思っています。見ていると「もうこのレベルはもう面白さがなくなっているかもしれない」ということに気付けます。分かりやすい支援としては「鉄棒をもっと高くする」みたいに遊び場を調整することもできます。新しい技を一緒にYoutubeで見たり、調べ方を教えることで新しいレベルへの挑戦が始まることもあります。
他にも子供がなんとなく始めている新しい工夫に気付くこともできます。「いつもより足を上に伸ばしてたみたいだったけど何かあったの?」とか「今のなんか面白かったね!」とか気付いたり思ったことを言うこともできます。別に褒めないといけないわけでもなく、ただ見ているというのが伝わるだけで良いのかなと思います。
ちょっと話変わりますが、身近な人が何気なく何度もやっているちょっとした何かって、身近な人のやる気に与える影響って結構デカイですよね。子供の目を見て「できたね!」って言うのと、洗剤のついたスポンジとお皿を見ながら「すごいじゃーん、良かったと思うよー」って言うのを比べたりするともうね。
まとめ
「遊び場」×「興味」ですごい成長するのが子供だと思います。最終的に「そんな技、大人でもできなくない?」っていうようなことをやってのけます。
そんな子供の成長のために親ができることといったら、アクセスしやすい遊び場を用意して、あとは遊んでるのを見守ることだけかなと思います。特に遊び場が身近だと興味を維持しやすいので距離感はすごく大事だと思います。
自慢ですが、娘の縄跳びレベルは高学年含めても小学校で1,2番のようです!私ができない技を幾つもできるし、親が教えられることなんかありません。親の価値観や定石みたいのを押し付け、親の限界を子供にも押し付けてしまうような邪魔をしないことも大事かもしれないです。
と言うことで「子供は親の想像なんか余裕でブチ抜けてくる」ので親は子供を信じていこー!
という取り留めもない話でした!
最後に
あっという間に9歳になってしまった娘はあっという間に大人になって、いつか家を出て行ったりもするんだろうなぁと思うと正直寂しすぎるわけですが…
近くで一緒に話したり遊んだり、いろんな挑戦や成長をそばで見れる今は本当に大事だし、本気で一緒に楽しんでいこうと改めて思いましたとさ!
娘よ!誕生日おめでとう!!
ScrumMaster the Bookを読みました!(2度目)
#翔泳社ブックアンバサダー に当選しまして、ちょっと遅れてしまったんですが本の紹介をさせていただきます!今回紹介させていただく本はこちらっ!!
ざっと感想
いやぁすごく良い本でした!(語彙力)
筆者のZuziさんは、Regional Scrum Gathering Tokyo 2021とAdvanced-CSM研修で話を聞く機会があったんですが、この本からもZuzi感が感じられて良い!
私はアジャイルコーチとして色んなチームと一緒に仕事をさせてもらってますが、その時に考えていること・やっていることがいっぱい書いてあって「それな!」と思うことが多かったです。特に共感したポイントは後ほど!
それと、日本語訳されたスクラムマスター特化本っておそらく無いはずなので、その点でも貴重だなぁと思いました。
RSGT2021のZuziさんといえば、セッションがYoutubeで公開されているのでこちらもどうぞ!
オススメの読者
当たり前ですがスクラムマスターには特にオススメです!
次点でスクラムチームのメンバーや、マネージャーかなと思います。
スクラムマスターへオススメな理由
開発現場を見ていると、スクラムマスターの捉え所の無さに「で、スクラムマスターって結局何をしたら良いの?」と悩んでいる方が多いなぁと思います。すごく分かります。
そんなスクラムマスターの方にオススメな理由ですが、この本にはスクラムマスターの役割や、重要なメタスキルやコアコンピタンスが幅広く書かれています。目指したいスクラムマスターの姿をイメージできるようになるはずです。
具体的なHowについては現場に即したやり方があると思うので、偉大なスクラムマスター ならどうするか?と考えて読むと良さそうかなと。
開発者やPO、マネージャーへのオススメな理由
私の感覚になりますが、すごいチームはスクラムマスターの要素が全メンバーに溶け込んでいる気がします。特定のメンバーがスクラムマスターをやり続けるわけではなく、輪番制でやっていたり、スクラムマスターは不在だけどみんながスクラムマスター視点を持っていたり、といった感じです。
溶け込んでいると何かとスムーズということもあり、開発者やPO、チームを支えるマネージャーがスクラムマスターのメタスキルなどを理解するのは良い感じだと思います。
ちなみに、所属しているクリエーションラインではマネージャー達がこの本を気に入っていて、「スクラムマスターのレベル3が〜」とか「チーム跨ぎのスクラムマスターコミュニティが〜」なんて話になってます。
オススメポイント紹介コーナー
さて本題です!ここからは私が「良いね!」と思ったポイントを紹介します!紹介しきれない所も多いので、本の全体像が掴めるように目次だけ共有しておきます。
ポイント1:「偉大なスクラムマスター 」が説明されている
チャプター8には以下のような記述があります。
偉大なスクラムマスター は、まず第一にリーダーであることを忘れてはいけません。良いリーダーとして、自発的であり、周りの人々を成功させられなければなりません。
偉大なスクラムマスターは文化人類学者でもあります。他人に興味を持ち、彼らの習慣と働き方を尊重しなければなりません。遊び心を持ち、勇敢でなければなりません。
本当にこれ!スクラムマスターに限定される話ではなく、「チームや組織を良くしたい」、「何か変えていきたい」という人に共通することかなぁと思っています。
「他人に興味を持ち」というのは特に重要だと思ってます。ただこれがなかなか難しいんですが!色んな数字や自分の主張とか経験が邪魔をしてしまうことがあります。また、メンバーと距離を取って俯瞰する視点も必要ですが、離れると興味を持つことや理解を深めていくことが難しいと思っていて距離感も重要だと思っています(私はかなり近寄る派です)
ちなみに、文化人類学はしっかり学びたいと思いまして、「菊と刀」を読んでます(石井食品の石井さんありがとうございます!)
ポイント2:スクラムマスター道(#ScrumMasterWay)が分かりやすく説明されている
では偉大なスクラムマスターってどうすればなれるのか?
この本ではすごく分かりやすく偉大なスクラムマスターへのステップを定義してくれています。
- レベル1:私のチーム
- レベル2:関係性
- レベル3:システム全体
今まで何度か「早くチームを成長させてスクラムマスター卒業したい」という話を聞いたことがあります。チームが良い感じになるのはもちろん素晴らしいことなんですが、ここで言われているのはレベル1なことが多い気がします。スクラムチームの周りには協力しあう他のチームがいます。会社全体を見るとさらに複雑なネットワークがあります。チームを超えて、組織全体まで達した時に本当にすごい仕事ができるんだろうなぁと思っています。ScrumMasterWayってワードも良いですよね!
個人的に注意かなと思っているのは、レベルって表現ですね。ゲーマーな私はレベル1ができたらレベル2へ、という段階的なレベル上げのように見えてしまいます。ただ、現実的にはそんなスムーズになっていることはなく、チームの活動がうまくいかない原因が関係性やシステム全体にあることがよくあります。レベル1をやりながらレベル2、3もやっていくのが効果的だったりするので、レベル1だけの視点ではなく、2、3って視点もあるよー、くらいで考えると良さそうだと思っています。
というようなことが明示されていて、次にやるべきことや目指す先が見えてくると思います。具体的な話になりますが、「スクラムマスターのチームを作る」というアイデアが出ていて、これは本当に良いアイデアだと思うので試していこうと思っています。
「我々のScrumMasterWayはまだまだ始まったばかりだ!」
ポイント3:メタスキルとコンピタンスが書いてあって自分を見つめ直せる
偉大なスクラムマスターのイメージは掴めたけど自分には何が足りてないんだろうか?
この本ではスクラムマスターに必要な要素を説明してくれています。各要素の詳しいところは本を見てもらうとしてリストだけ紹介します!本にはエクササイズとして、各コアコンピタンスのレベルをレーダーチャート形式で自己採点してみるものがあります。これでスクラムマスターとしてレベルアップするための一歩が見えてくると思います。ちなみに自分の場合だと、「遊び心」はあるけど「忍耐」苦手だなぁ…「経験を共有すること」はできるけど「コーチング」はまだまだ伸び代あるなぁ…とかです。
メタスキル
- ティーチング
- 傾聴
- 好奇心
- 尊敬
- 遊び心
- 忍耐
コンピタンス
ポイント4:よくある悩み事「兼務」の注意点が丁寧に書いている
「スクラムマスター × 開発者」「スクラムマスター × プロダクトオーナー」「スクラムマスター × マネージャー」の兼務におけるメリット・デメリットが書かれています。自分の観測範囲だと兼務の現場が多いようです。特に開発者との兼務ですね。こういったよくある悩み事について解説してくれているのは実用的で良いと思います。
兼務全体の注意点としてこんなことが書いています。
スクラムマスター が複数の役割を兼務する場合は、各役割を上手に使い分ける必要があります。同時にかぶれる帽子は1つだけです。発言や行動をする際には、どの役割かを選択する必要があります。さもないと透明性を保てず、いずれの役割もうまくいかなくなるでしょう。
本当にこれ!帽子のかぶり分けは本人としても難しいですし、それ以上に周りのメンバーがついていけないことが多いと思います。前に兼任と専任についてブログを書いたのでこちらも参考にどうぞー
ポイント5:観察や傾聴や共感が重要って書いている
細かいスキルは置いといてこの辺はすごく重要ですよね! 「アイツ何も知らないくせに色々言ってくるよなぁ」って思っちゃってる人の話は聞きたくなくなるので、自分もそうならないように注意しています。
それと、観察っていう言葉が持つイメージもバラバラな気がしていて注意が必要かなぁと思っています。個人的には、遠くから眺めるようなイメージではないと思っています。メンバーと同じような位置からよく観て聴いて、メンバーに深く共感するというのが一歩目かなと思っています。何はともあれ信頼関係を作るのが重要ですよね!(遠くから眺めても分かっちゃう人はそれでもOKです!)
そう考えると、兼務でこれらをやるというのは非常に難しく、少なくとも不器用な自分にはちょっと無理だなぁと思ってしまいます。
ポイント6:変化のきっかけ作りアイデアが書いている
チャプター5に書いている「分散化のテクニックを使う」に書いていることを紹介します。変化のきっかけ作りにフォーカスされているわけではないんですが、紹介されているアイデアは自分もよく使っていて、かつ効果があったと感じるものでした!
読書会
この頃は本よりも色んな動画が公開されているので、みんなで同時視聴しながらコメントをチャットやmiroやmuralに付箋を貼っていくのが多いです。結構議論があって何かが変わることが多いですし、何よりめっちゃ楽しいです。代表の1名が見て伝えるのではなく、みんなで同じものをみるのがポイントですね!読書だとABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)もオススメです!
旅人たち
チームは絶対に固定しないとダメ!って制約を課している所は多い気がします。意図もなくめちゃめちゃに変えまくるのは反対ですが、3ヶ月に1度くらい、良い感じのチーム間で1、2名チェンジしてみるなんてのはむしろ各チームでうまく行ったアイデアを輸出入するきっかけになったりします。(他のチームでうまくいくかは分かりませんが)
オープンスペース
アジャイルな働き方を始めた直後では色んな壁にぶつかり悩むことがよくあります。ちょっと慣れてきたところでも別の悩みがあります。変化しようしているので当たり前かもしれません。そんな同士が集まって話したい議題を出し合って話し合えるオープンスペースは効果もありつつ楽しい場になることが多い気がします。 オープンスペースをもっと知りたい方はこちらの本がオススメです!
オープンスペースをオンラインでやる時の説明でよく使うのは及部さんのこちらの資料です。
ポイント番外編:会議のポイントが書いている
ファシリテーションの所に下記のようなことが書いています。
開始前に各会議の明確な目的と成果物を定めます
開催する理由がモヤっとした会議に出会うことがまぁまぁあります。残念ながら大抵はモヤっとして終わります。終了後に「ファシリテーターがうまく回せなかった」という反省になったりするんですが、その前の準備をしっかりした方が楽に進めれたりします。
プロジェクトが始まったりするときにインセプションデッキを作ったり、スプリント始まる前はプランニングをしたり、特定の期間で目指すゴールや方向を合わせたりすると思います。それと一緒かなぁと思ったりしてます。(特に最初は意識する)
まとめ
ScrumMaster the Bookを読んでグッときたポイントを共有させてもらいました!
今回は取り上げれなかったですが、まだまだ良いと思ったところはいっぱいありました。スクラムマスター はもちろん、スクラムチームのメンバーやマネージャーの方はぜひお読みくださーい!
ちなみに以前私が発表した時に気をつけているポイントに「距離感」「エネルギー」「流れ」「揺らぎ」をあげました。勝手ながらZuziさんのスクラムマスター 像と共通点があるなぁと思ってまして、これからはアジャイルコーチじゃなくてスクラムマスターって名乗ろうかなと思いました!